4月も過ぎようとしています。
今月の作品は京都 三十三間堂の 千手観音 中尊です。

私が仏様の作品を描くにあたり、
ネットや書物から情報収集もしますが、まずは足を運び 拝観に。
三十三間堂に行ったのは、緊急事態宣言が出る前の桜が奇麗だった
先月のことでした。
すでに、外国からの観光客はほとんどいなくて、
ゆっくり拝観できました。

三十三間堂は、千体の等身観音立像に囲まれて、
お堂中央に安置されている座像「中尊」は、
像高3メートル余り、檜材の寄木造りで全体に金箔が施されています。
ずいぶん昔に訪ねたことがあったのですが、改めて、
それはそれは圧巻でした。

度々、拝観できないので、写真集を購入しました。
千手観音菩薩には、たくさんのご利益があると言われています。
〇災難に合わない
〇寿命を延ばす
〇病気を治す
〇夫婦円満
〇恋愛成就 など、、
42手で、“千手” を表す手には、ありとあらゆる救済アイテムを
持仏とされ、人々のどんな願いも聞き届けられるそうです。
スゴイですね。
ありがたいです。

愛用のタブレット(iPad pro 12.9インチ)で、
Procreateアプリを使って、いつも描いています。
iPad Pro は普段使いの10.5インチと2台持ちで、
大活用です。
タブレットのメリットは、
画材がいらない。
広めの作業場がいらない。片付け不要。
ブラシ(筆)も自由自在にアレンジでき、色も作り放題。
イメージを膨らませやすく、
何度も修正しながら仕上げられる点ですね

デメリットは、
やっぱり、目がめっちゃ疲れる。
画面が大きいので、ブルーライトもきつい。
ブルーライトカットの眼鏡も持ってますが、
色味が微妙に違って見えるので、
掛けたり外したり。たまに、老眼鏡も併用しながら。。。
それに、ブルーライトで顔にシミが増えるらしいという現実

ガ〜ン

それでも、頑張ります。描くことが大好き


タブレットでイメージを描いたら、
手描きの額装作品に取り掛かります。
画仙紙に墨で輪郭を描く。
筆で描くと、軽やかに自由な線が楽しめるので、
心を整えて作品制作。

一般的な仏画とは違っていますので、
墨彩画というジャンルでしょうか。
墨の後は、顔彩で、彩色します。
色彩は私のイメージで表現します。
色の表現は自分の想いのままに。

作品のイメージに合わせて、今回は先に購入していた
額縁に作品をあててみました。
あとは、
作品を、裏打ちと額装するため、
奈良の書道店「書遊」さんへ出して、完成となります。
今、コロナの影響で臨時休業中なんですよね。
なので、完成はちょっと先。
額装すれば、額縁効果で、もっと、いい感じになります


タブレットで描いたものは、ポストカードにしました。
印刷屋さんに出したので、家庭用プリンターとは違って、
発色の良さが全然違いますね。
印刷したポストカードにキラキララメ加工を1枚ずつしました。
100枚。只今、宝山寺の売店和光でも販売中です。
仏様を描かせて頂くことで、
心が洗われ、たくさんの気付きを得られます。
このような作品を描かせて頂ける機会に感謝です。
心に響く作品作りを目指して。。。
日々精進。愛感謝
posted by みわかおり at 12:31|
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仏画デザイン制作