2020年04月30日

千手観音

4月も過ぎようとしています。
今月の作品は京都 三十三間堂の 千手観音 中尊です。

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私が仏様の作品を描くにあたり、
ネットや書物から情報収集もしますが、まずは足を運び 拝観に。
三十三間堂に行ったのは、緊急事態宣言が出る前の桜が奇麗だった
先月のことでした。
すでに、外国からの観光客はほとんどいなくて、
ゆっくり拝観できました。

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三十三間堂は、千体の等身観音立像に囲まれて、
お堂中央に安置されている座像「中尊」は、
像高3メートル余り、檜材の寄木造りで全体に金箔が施されています。
ずいぶん昔に訪ねたことがあったのですが、改めて、
それはそれは圧巻でした。

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度々、拝観できないので、写真集を購入しました。
千手観音菩薩には、たくさんのご利益があると言われています。
〇災難に合わない
〇寿命を延ばす
〇病気を治す
〇夫婦円満
〇恋愛成就 など、、

42手で、“千手” を表す手には、ありとあらゆる救済アイテムを
持仏とされ、人々のどんな願いも聞き届けられるそうです。
スゴイですね。
ありがたいです。


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愛用のタブレット(iPad pro 12.9インチ)で、
Procreateアプリを使って、いつも描いています。
iPad Pro は普段使いの10.5インチと2台持ちで、
大活用です。

タブレットのメリットは、
画材がいらない。
広めの作業場がいらない。片付け不要。
ブラシ(筆)も自由自在にアレンジでき、色も作り放題。
イメージを膨らませやすく、
何度も修正しながら仕上げられる点ですねるんるん

デメリットは、
やっぱり、目がめっちゃ疲れる。
画面が大きいので、ブルーライトもきつい。
ブルーライトカットの眼鏡も持ってますが、
色味が微妙に違って見えるので、
掛けたり外したり。たまに、老眼鏡も併用しながら。。。
それに、ブルーライトで顔にシミが増えるらしいという現実たらーっ(汗)
ガ〜ン がく〜(落胆した顔)
それでも、頑張ります。描くことが大好きわーい(嬉しい顔)


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タブレットでイメージを描いたら、
手描きの額装作品に取り掛かります。

画仙紙に墨で輪郭を描く。
筆で描くと、軽やかに自由な線が楽しめるので、
心を整えて作品制作。

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一般的な仏画とは違っていますので、
墨彩画というジャンルでしょうか。

墨の後は、顔彩で、彩色します。
色彩は私のイメージで表現します。
色の表現は自分の想いのままに。

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作品のイメージに合わせて、今回は先に購入していた
額縁に作品をあててみました。
あとは、
作品を、裏打ちと額装するため、
奈良の書道店「書遊」さんへ出して、完成となります。
今、コロナの影響で臨時休業中なんですよね。

なので、完成はちょっと先。

額装すれば、額縁効果で、もっと、いい感じになりますぴかぴか(新しい)


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タブレットで描いたものは、ポストカードにしました。
印刷屋さんに出したので、家庭用プリンターとは違って、
発色の良さが全然違いますね。
印刷したポストカードにキラキララメ加工を1枚ずつしました。
100枚。只今、宝山寺の売店和光でも販売中です。

仏様を描かせて頂くことで、
心が洗われ、たくさんの気付きを得られます。

このような作品を描かせて頂ける機会に感謝です。

心に響く作品作りを目指して。。。
日々精進。愛感謝黒ハート

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posted by みわかおり at 12:31| Comment(0) | 仏画デザイン制作
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